絵本「ママが おこると かなしいの」に込められた強烈な示唆

この記事は絵本に示唆を感じた3歳の娘を持つ父親である私が自戒を込めて書いたものです。ご参考になるかわかりませんがご覧頂けると幸いです。

ママが おこると かなしいの  (2006年)瀬川文子 作、望月麻里 絵

娘にこの絵本を読み聞かせていました。途中から、絵本がむしろ親に向けて描かれているんじゃないかとハッとさせられたので自戒も込めて紹介します。

私の子育て流儀については他の記事でも綴っていますのでご興味あればご覧ください。

ストーリーの始まり

細かくは説明しませんが、話は主人公の女の子「メグちゃん」が仲良しの友だち「たっくん」とケンカしたところから始まります。

モヤモヤするメグちゃんはその事を家族に話をしていきます。

ママの反応

メグちゃんがたっくんにいじわるしたんでしょう

おともだちとはなかよくしなくっちゃ。はやくあやまっちゃいなさい。

いつまでもなかなおりしないと、おともだちがいなくなっちゃうよ。

まったく、メグちゃんはわがままでおこりんぼうなんだから。

「どうせメグはわがままのおこりんぼうだよ!」とママに言い返しながら悔しくて悲しそうな描写のメグちゃん。

次にパパのところにいきます。

パパの反応

たっくんっていじわるなこだね。ほかのおともだちとあそんだら?

それでもモヤモヤした様子のメグちゃんはおにいちゃんのところにいきます。

おにいちゃんの反応

いじわるされたら、いじわるでしかえしすればいいんだよ。

しかえしすることを想像してメグちゃんは悲しくなってしまいます。

そして最後におばあちゃんの下へ行きます。

おばあちゃんの反応

メグちゃんはたっくんとケンカしてかなしいんだね。

なかなおりしたいんだね

どうやってなかなおりしたらいいかわからなくてこまっているんだね。

どうしておばあちゃんは自分の気持ちがわかったんだろう、魔法の耳を持ってるのかな?

と明るくなっていくメグちゃん。

そしておばあちゃんは最後に本当の解決策を提案します。

話は後半に続きますが、この辺りで止めておきます。

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親への示唆を感じた

私はこれを読んでいるうちに、自分に向けて描かれているのではないかと強烈に気持ちが高まりました。

物凄く雑に要約すると、

ママ:子どもの気持ちを推し量る事なく、レッテルを貼りに行った。とりあえず謝らせる。

パパ:子どもの気持ちを推し量る事なく、事なかれソリューションを提案するのみ。

おにいちゃん:話も聞かず、仕返しという本人が信じるソリューションを提案。

おばあちゃん:メグちゃんの気持ちを推し量って、気持ちを伺った。

必要なのは”回答”ではなく、子どもへの関心と共感

物語は後半に続きますので、そちらも是非読んでもらいたいのですが、ここまでで圧倒的に言えるのはメグちゃんに対して本質的に興味関心を持っているのは、おばあちゃんだけということです。

絵も同時に見て頂きたいのですが、忙しい中で親が勝手に思う「解決策」や「都合の良い手段」を返答するだけで、子どもへの興味がありません。

改めて、子どもを一人の人格として認知した時に、大切な存在であればまずは本質的に興味関心を持つこと、そしてまずは共感して本人の意志を聞いて相談に乗ること、これが大切なだと思いました。

もし提案通りに動いたとして、そこに幸せや自己肯定感はあるでしょうか。

日々のコミュニケーション、忙しい時も「解決策の提示」ではなく、まずは「関心を持って接する」という事を大切にしていきたいと思います。

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