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外貨預金検討のきっかけ
元々、米国株の配当等がUSドルで貯まっていた以外には全く外貨預金はしていませんでしたが、旅行に行った際にドルをそのまま使えるメリットは感じており、それに加えて昨今の
- 円安
- 日本の将来性(少子高齢化、長引く経済低迷)
へのリスクヘッジとしてUSドルを貯めようと思い始めました。
円の価値がなかなか上がらず、であればドルでバックアップしておこうという目論見です。

外貨預金のデメリット
まずはメリットの前にデメリットから行きたいと思います。
外貨預金のデメリットは各処で言われていますが、大きく以下の通りです。
- 手数料が掛かる(円→ドル、ドル→円それぞれに発生)
- 為替変動により元本割れリスクあり
- 預金保護の対象にならない
これに対する私の考えは以下の通りです。
- 手数料問題→ドルで持ち続けドルのまま使うことを想定する(つまりドル→円しない)
- USドルという恐らく最強の基軸通貨を選択することによりヘッジ
-
生活防衛資金ではなく余剰資金で運用

為替手数料の考え方
デメリットで挙げた為替手数料ですが、私はUSドルのまま使うことによってドル転(円→ドル)はしても、円転(ドル→円)はしないことで、手数料を片道分回避することができます。
これは将来的に海外に移住することも想定していますが、USドルであれば移住しなくても海外旅行で使えます。
最強通貨USドル
これは恐らく感覚的に皆さんもご理解されていると思いますが、やはり世界の基軸通貨であるドルは他の通貨と比較しても多少なりとも信頼はあるかと思います。
もちろん、ドルにもドル安の局面は過去あり、また将来的にも起こり得ると思います。
が、今回はあくまで日本円保有のリスク分散を、為替手数料を片道にするため比較的消費し易い通貨で
というのが目的のため、USドルで主旨は充分果たせるという解釈です。
この辺りは個々人のライフスタイルやリスク許容度によって異なると思いますので、あくまでご参考に留めて頂ければ幸いです。
余剰資金で運用
日本円の場合、1,000万円までは保護されていますが、外貨は預金保護の対象にならないため、まずは余剰資金で運用すること、またある程度信頼のおける金融機関で運用することにしています。
ソニー銀行の選定については次のメリットの箇所で触れたいと思います。

外貨預金のメリット
- 海外でそのまま使える
- 日本円の預金金利より金利が高い(ことが多い)
- 為替差益を得られることがある(=差損もある)
メリットは主に以上3点です。
私の場合は、海外出張や海外旅行によく行くので、USドルにしておけばアメリカ圏においてはそのまま使うことができ、それがドル預金のモチベーションにもなりました。
また日本円の預金金利の低さはご存じの通りですが、外貨預金は各行がさまざまなキャンペーンをしており優遇されていることがあります。
また、円転を想定していない私は直接的には期待していませんが、為替差益を得られる可能性もあります。

ソニー銀行でドル預金
元々、日本円の口座としてソニー銀行を利用していた私ですが、ソニー銀行のメリットは以下です。
- 振込手数料やATM手数料など一定は無料で可能(とはいえ決してNo.1ではない)
- VISAデビット海外事務手数料無料
- アプリが使い易い
ネット銀行は群雄割拠で各行がそれぞれメリットを打ち出すなか、人によってソニー銀行より優れた銀行はありますが、それなりにおすすめできる銀行です。
私が感じるソニー銀行の外貨預金のメリットは以下です。
- デビットカードでそのまま外貨を利用できる
- 500円から外貨購入可能で気軽に開始できる
- ネット銀行の中でも最高格付けの信用力
外貨をそのまま利用できるのは、外貨預金の円転リスクを減少させられる観点からも重要なポイントと認識しています。
やはり円転することで往復の為替手数料が掛かることを避けたい私にとって、できるだけそのまま消費できるオプションを持っていることは当座日本に住んでいる者としても大切な観点です。
また気軽に購入できることもさることながら、預金保護がない外貨預金において銀行の信用力は預金者として確認しておきたいリスクヘッジポイントです。
最後に
いかがでしたでしょうか。外貨預金は元本割れするリスクのある金融商品です。また預金保護の対象でもありません。
短期で円転を繰り返すのは、ある種FX的要素もあり、低リスクとは言えません。実際に私の知り合いでも某新興国通貨を積み立て大損している人もいました。
一方でだからと言って日本円の価値が未来永劫、安心安全かと言えば日本のマクロ環境は人口減少、高齢化など悪化しているともいえ、円は円のリスクを孕んでいると考えています。円安の長期化はある種その予兆と見ることもできます。
私は自分が元々利用していたソニー銀行で預金を開始しましたが、日本円だけでお金を所有することにリスクを感じる方はご自身のライフスタイルに合う金融機関の外貨預金について調べてみるのも良いかもしれません。