首都圏、名古屋、大阪、福岡で展開している子どもの英語とフィットネスを兼ねたmy gymの体験を行ってきましたので私なりの考察をしたいと思います。
この記事は3歳の娘を持つ父親である私が、我が家の習い事流儀に沿ってマイジムの体験に行ってきた感想を綴っています。その後、加入したかどうかは皆さんの判断に良くも悪くも影響なきよう、非公開です。
基本的なスタンスとしてネガティブにせず私なりに見出した価値、ポジティブな話をしていく予定です。
コンテンツ
my gymとは
アメリカ、カリフォルニアで誕生したマイジムは、0歳から13歳までの子どもたちのためのフィットネスクラブです。現在、全米に300拠点、世界には30カ国以上で展開をしており、世界中のお友達がみんなと一緒のプログラムを受けています。マイジムのクラスはネイティブのプレイヤー(インストラクター)が英語でクラスを進行し、運動能力だけではなく英語力や、積極性・コミュニケーション力といった非認知能力も向上するプログラムが満載です。
米カリフォルニア州で誕生したことだけあり、日本では私の感覚ですが「英語教育+体操教室」のような独特のポジションをとっていると思います。お猿のロゴが可愛いですよね。
そして意外と知らなかったのが運営はあの家庭教師のトライで有名なTRYグループです。
私も色々クチコミや評判をネットで調べてから行きましたが、費用など表面的な情報も多いので少し考察を大切にお伝えしたいと思います。
展開エリア (2021年9月時点)
東京:広尾、豊洲、品川、吉祥寺、自由が丘
神奈川:武蔵小杉、愛知:栄、大阪:梅田、福岡 という感じで現在は東京のお受験が盛んなエリアを中心に展開しているようです。
料金
入会金:11,000円
入会セット(バッグやTシャツ等):7,700円
施設利用料(年会費に相当):11,000円
月謝:24,200円 (週1コース)、 他に週6コース等ありました。
入会金はキャンペーンなどで免除されるタイミングがあります。入会セットはウェアなどですが、驚くべきは月謝!
1回およそ1時間ですが、単価にして6,050円になります。これはその他の体操教室や英会話教室の倍、むしろその二つを合わせた価格設定にすら感じました。
ちなみにレッスンの振替は前後3ヶ月から事前に連絡していれば何回でも、さらに海外含む他校での受講もできるみたいです。ただしハワイはコロナ禍の影響もあり、閉鎖された模様・・・
体験の感想
通常、体験レッスンは5,000円かかるみたいですが、無料キャンペーンでタダで体験させて頂きました!やっぱりこういうタイミングを抜かりなく狙うのは大切ですよね!百聞は一見にしかず。
さて、内容ですが、子どもたちに自由に遊具を使ったウォームアップを経たのち、英語での簡単な挨拶や呼びかけと共に遊具や鉄棒を使った体操、小グループに別れてのアクティビティ、全体でのアクティビティ、英語での呼びかけといった内容でした。
費用が相対的に高い印象あるかと思いますが、実は私は納得感を得ました。勿論安くなるなら世の中の教育費すべからく安くして欲しいんですが。笑
価値を感じた点。そして目的設定の大切さ、さもなくば満足度は低い
私が体験を見学して感じたマイジムを判断するにあたってのポイントはこちらです。
- 英語教室ではない
- 体操教室でもない
- 英語教室+体操教室もやや違う
これは言い換えると
- 英語を勉強させるなら、英語教室にいくべき
- 体操を習わせたいなら、体操教室にいくべき
- 英語を学びながら、体操も習えるという目的だとやや”二兎を追う者は一兎をも得ず”感あり
では何に価値を感じたか…
- 子どもが外国人とのコミュニケーションに明るく臨んでいく経験
- 良い意味で西海岸風の自由さや子どもらしさを思う存分に発揮して良いという抱擁感が与えるポジティブな雰囲気の中での英語コミュニケーション
- グループの中で積極的に振る舞っていく経験、いや、自由に振る舞って良いんだよという環境の提供
英語の「スキル、能力」を上げたいなら、普通に英会話やインターに入れる方がアカデミックに能力は上げられるかもしれません。
また、体操も「運動能力」を向上させたいなら普通に体操教室に通わせる方が効果的でしょう。
しかし月並みな表現かもしれませんが、私がマイジムに期待するとすれば、EQ(心の知能指数=Emotional Intelligence Quotient)、SQ(社会的知能指数=Social Intelligence Quotient)の向上かもしれません。
あの外国の先生方(mygymではプレイヤーと呼ぶ)がアメリカ西海岸特有の陽気なムードで(実際にいた先生たちの出身は多様ですが、おそらくmy gymとして空気作りは徹底されているように感じました)、積極的に自分に話しかけ、一緒に体を動かし、良い意味ではしゃぐ、そんな体験はおそらくマイジム以外では日本の生活にはないかと。
また何かを間違う事や恥じらうことが全くない、試されることもない、ある種全てを肯定されたポジティブな空気感も、近年の日本社会や教育現場ではなかなか珍しい空間です。
そんな自由が許容される空間にあって、明るく振る舞っていく、そしてそれが大人であろうと、外国の方であろうと、男女関係なく、積極的に動き、コミュニケーションを取る、そんな時間を子どもに提供することに「教育的価値」を感じるのであれば効果は見ものだと思っています。
我が家が判断するなら
以上の3点に教育的価値を感じた上で、あとはそれに月24,200円の価値を感じるか、もしくはそこまでの費用を支払わなくても同程度の価値またはそれに代替できる価値や経験を子どもに与えることができるか、そして一番大切お財布事情あるよね…という観点を総合的に加味して判断していきたいと思っています。
体操教室にしては片手落ち、英語教室にしてはアカデミック性がない?その割に高い?そんな風に第一印象を感じられた方は費用を払う必要はないと思いますので、それでも気になる場合は無料のタイミングで体験を行い、空間が子どもに与える影響を想像しつつ、お子さんの表情を見てみてください。
もちろん、教室や先生によっての差は当然あるかと思います。すぐには馴染めないお子さんも多いようです。そして、合う合わないはどの習い事にもあるかと思いますので、相性を含め、そしてその対価として月謝が見合うのかという観点で見られると良いかと思います。以上、参考になれば幸いです。