この記事は文字や言葉に関心を持ち始めた娘(3歳)のために、父親の私が徹底的に通信教育について比較検証したものです。他の習い事とのポートフォリオもあると思いますので、各家庭によって相性はあるかと思いますがご参考なれば幸いです。
コンテンツ
我が家の通信教育の考え方
我が家ではリアルの習い事もやっているため、基本的に通信教育に求めるのは以下2点です。
- 家庭での学びの機会や親子のコミュニケーションの機会にする
- 習い事で学んだことを補足、加速させ相乗効果を出す
基本的には日々の生活の中で色々な学びを一緒に体験しているつもりですが、ある程度、体系立てて知っていくことで吸収の効率が上がると思っています。
また、親も教えられるようで、実は『伝わるように教える』ということは難しく、順序や伝え方については思いの外素人のことも。そしてその謙虚さも忘れないようにしたいところ。
その辺りを通信に限らず習い事全般で補足していく訳ですが、家での学習習慣やコミュニケーションの時間になりつつ、リアルの習い事の復習や予習の位置付けになると良いなと願っています。

現在の通信以外の習い事
常に本人の意思を最優先にしたいと思っており、これをやって!という親の提案ではなく、娘が興味を持った時にこういうのあるけどやってみる?と聞いて、実際に楽しそうにしてくれたもののみ続けています。
どんな世界が広がっているか、それは3歳児には分からないので、親としては色んな世界があることを提案しながら、子どもが興味を持ったものには全力で支援していく、それをモットーにしています。
- 知育系教室
- ピアノ教室
- 英語教室
以上の現在の習い事を踏まえた上で、基本的には最近、本人も楽しくてモチベーションの高い知育に関する分野を補足・加速させたい思いで通信教育を始めます。

5つの通信教育を比較
我が家では以下の5つの通信教育についてベンチマークしました。
全てお試し版で実際に娘とワークをやっていますし、物によっては後に契約もしています。
それでは順に私の考察を交えながらご紹介していきます。
- こどもちゃれんじプラス(知育プラス)
- Z会幼児コース
- こぐま会モコモコゼミ
- 七田式
- 幼児ポピー
1.こどもちゃれんじプラス(知育プラス)

言わずとしれたベネッセコーポレーションのちゃれんじの幼児版です。しまじろうのキャラクターでお馴染み。
実は我が家では娘が1歳になった時から
【こどもちゃれんじ】
(通常版)にお世話になっています。
こどもちゃれんじは時に知育玩具が多い印象を持たれがちですが、娘は1歳の頃から割と真面目に毎回ちゃれんじの知育玩具で遊んでいるのですが、先日、知育教室の先生に
幼稚園じゃなく保育園の子でここまで理解している子は少ないんですけど、何か他に習い事していますか
というお褒めの言葉をいただき、リップサービスとは思いますが、実はその時点でこどもちゃれんじしかしておらず、こどもちゃれんじを真面目にやる威力について思い出した次第です。
遊びのように見えて、実はベネッセの過去何十年に渡る幼児教育のノウハウが蓄積されて体系立ててプログラムが組まれてるんだろうな、と感心した親バカエピソードでもありますが、真実です。
なんといってもしまじろう、はなちゃんに1歳頃から慣れ親しんだ娘にとってはある種、勉強っぽさなく興味感心ごととして取り組んでいる様子がちゃれんじの体系的なプログラムの良さと乳児の頃から始めた強みかなと思っています。
こどもちゃれんじには他にサイエンスプラス、読み聞かせプラスなどのオプションもあり、それらも気になるところ。

0〜6歳までありますが、その後の進研ゼミへ繋がっていくという意味では長期的にお世話になれる教材です。
2.Z会幼児コース

こちらも学習塾などで有名な
Z会 幼児コース
の通信教育です。幼少期の教育から大学受験まで幅広く教育に携わっているZ会。
幼児向け構成は以下の3つ
- 体験教材 ぺあぜっと
- 知育教材 かんがえるちからワーク
- 絵本教材 おでかけぶっく
小学校へ入学する前に基礎的な力をつけておきたいという親のニーズを叶えるよう各段階に合わせた教材を提供してくれます。
これから挙げる他の教材に比べて、基礎的な力を大切にしているという点でこどもちゃれんじ通常版にも近いというか、はさみやノリを使って体験するぺあぜっとや絵本を通じて親子のコミュニケーションを促すおでかげぶっくなど、総合的な教育素材が揃っています。
ぺあぜっとは娘の大喜びでやっていましたし、その流れでそのままかんがえるちからワーク、おでかけぶっくに進んで行けたので、飽きずに色々し易い良くできた構成だなと感じました。

3.こぐま会モコモコゼミ

小学校受験で有名なこぐま会、そして中学受験で有名なSAPIX。その2つの提携通信教育として
こぐま会教材、提携SAPIX(サピックス)ピグマの「幼児通信教育モコモコゼミ」
というものがあります。
お受験業界での圧倒的なブランドについつい気になって、体験後、実は申し込みしました。
テキストは下の画像のようなゆるキャラ的な可愛い動物たちがたくさん出てきます。

ワークの紙の素材が上質でしっかりコストをかけて制作されていることが窺えます。
オプションではオンラインとの連携もあるようです。こぐま会とSAPIXはどちらも有名ですが、実は2020年4月にスタートしたばかりの最新の通信教育です。
配送も盗難等を配慮して差出人は無記名のまさに無機質な白封筒で届くのも有名。
可愛い動物キャラクターに娘もテンション上がり始めましたが、質は文句なしの高さの一方、他と比較すると価格の割に若干ボリュームは少なめです。
ただし、これは戦略のようでまずは学びを嫌いになって欲しくないという想いからのようです。そして年長あたりからは難易度、ボリュームともにかなり増えてくるのだとか。
娘は年少ですので、まだまだボリュームも難易度も優しい感じでした。が、本人はワークが大好きなので物足りなさを感じましたがあくまで小学校入学までのトータルで見ていくという設計なんだと思います。
その設計にお子さんの月齢や難易度、その時のモチベーションで共感できるかどうか、というのが判断ポイントだと思います。
4.七田式プリント
妻が気になるということで、体験版を取り寄せました。通信以外にも独自の教室も展開している七田式。
世界18ヵ国以上で展開、60年の歴史ということで幼児教育にも定評があります。
通信で送られてくるプリントの雰囲気は↓のような感じです。
特徴としてはなんといってもボリュームの多さでしょうか。
一日3枚、15分を想定しているようですが、一括で10冊届きますのでやる気のある子はグイグイ進みます。
この年齢の子はうちの娘もそうですが、遊び感覚でどんどんワークを進めて楽しそうにしています。
もっとやりたい、もっとやりたい!
となるのですが、意外と他の教材ではワークの分量が足りなくなることがありますが、七田式の場合は1日3枚のワークが10冊分届くため、やる気のある子はどんどん毎日進めることができます。
それが最大の特徴と認識しました。
教材の質もカラーでイラストも多く、娘も楽しそうにやっていましたので、ボリュームという観点でお子さんが毎日スイスイ楽しく進められそうかという相性と、そして購入は一括で10冊分になりますので、年払いに感覚的には近いため、その出費額と途中で心変わりしないか?というリスクをどこまで許容していくか、というのがポイントになると思いました。
七田式の隠れたメリットは楽天市場で買うことができるという点もあります。お買い物マラソンなどに上手く合わせれば実質もう少し安く手に入れることも可能です。
我が家は娘がワークが大好きで数量的に足りないため、七田式は申し込もうと思っています。
5.幼児ポピー

通信教育について調べ倒す中で現れた彗星、ポピー。
いや、そういえば知ってました、見覚えあるロゴ。実は45年以上の歴史があるそうです。
そして早速、体験版やりましたが、なんといっても費用がお得。
ポピーはその長年の家庭学習教材づくりのノウハウを生かしつつ、成長段階にあわせ、文字・数・言葉の学習から読み聞かせや運動遊び、しつけまで、 幼児期の学びや入学準備がしっかりできる内容を用意しているとのこと。
コスパは圧倒的ではないでしょうか。だからと言ってコンテンツや質も劣っているとは思えません。
もはや、通信教育はお子さんの好みの世界なんじゃないかと思うところ。
やはり「好み」こそが真実なんだと思います。つまり子どもが一番テンションの上がったものをやってみせて、状況が変わればまた他のものに切り替えたって良い。大人もテンションの上がる教材で勉強したいですよね。
それくらいの柔軟性で良いんだな、とポピーのコストパフォーマンスの良さを見ながら再確認しました。

この価格なら、迷ったらとりあえずお試しする価値はありと思います。
¥料金比較¥
3歳(年少)を想定 ※’21年9月時点 筆者調べ | 年払い | 6か月払い | 月払い |
こどもちゃれんじ 知育プラス ※ちゃれんじ受講者オプション | 545円 | ||
Z会幼児コース | 2,244円 | 2,508円 | 2,200円 |
こぐま会 モコモコゼミ (送料込み) | 2,992円 | ||
七田式 | 14,300円 | (1,430円) | |
幼児ポピー | 980円 |
各社の料金を比較してみました。
こどもちゃれんじプラス(知育プラス)の価格は通常のこどもちゃれんじを受講されている方向けのオプション価格です。
知育プラスのみ受講する場合は1号あたり838円となります。
通常のこどもちゃれんじ(ほっぷ)の12ヶ月分一括払いの場合は、一か月あたり税込1,980円〜になりますので、知育プラスと合わせても税込2,525円になります。
こどもちゃれんじの知育玩具やしまじろうのコンテンツ含めて考慮するとコストパフォーマンスは最強とも言えるでしょう。
やはり歴史、知名度、会員数ともに圧倒的だからこそできるものと思います。
また費用面でいくとポピーのコスパの良さが窺い知れます。この費用ですから、とりあえずこのブログを読むご関心のある親御さんであればまずは無料体験版を申し込みをしても後悔はないものと思います。
費用の観点だけ言えばZ会、七田式、こぐま会はそれなりの料金になってきますので、実際に契約するとなった際の費用負担や他の習い事との兼ね合いなども検討されるご家庭もあるかと思います。

我が家の判断基準
体験版を通じた所感と費用面の比較を行ってきましたが、改めて我が家の判断基準に立ち返りたいと思います。
できるだけ「勉強」というよりも「学び」として義務感なく楽しんで欲しい、それを習慣化して欲しいという思いがあるので、娘が喜びそうな可愛いキャラクターが載っていたり、楽しめそうなコンテンツの教材を選びたいと思いました。
大人も参考書や問題集の紙質とか、カラーページであるとか、表示の仕方とか、細かい要素で勉強のモチベーションって変わると思います。
子どもにもその微差は大切に汲み取ってあげたいなと思っています。
実際、どれも様々な工夫や配慮がなされているもので正直、忖度なしにどれを選んでも間違いはないと思います。
ゆえに本当に巡り合わせやお子さんの性格やモチベーションとの相性、あとは費用面だと思います。
結局は子どもが楽しく前向きに勉強してくれないと意味がないので、そこを最優先に判断しました。

2つ契約開始したものの、1つに絞り込み、またもう一つ契約
実はこぐま会のモコモコゼミは娘が楽しそうにしていたので受講することにしました。
申し込みをしたのはまさに私です。
教材の素材もしっかりしたもので、スイスイ娘も消化していくので勿体なさすら感じるほどでした。
ただ、やっていく中で少しボリュームが物足りないようで、娘としてはもっとやりたい!と意気込んでいるのにそれに応えられないもどかしさがありました。
これ自体はこぐま会の設計が年少・年中期はできるだけ学習が嫌いにならないよう、ボリュームも抑えて楽しく、というものなので戦略的な設定であり、要はその設計が子どもに合うかどうか、ということだと思います。
娘の場合は今の所勉強を嫌いになるどころか、むしろボリュームが足りないと言っています。
ということでボリュームの観点から、物足りない部分を七田式で補うことにしました。
お試しをやって見て、楽しそうにやっていたのでまずは試してみます。「おかわり」に近い位置付けです。
コスパ最強に決定
そして最終的に主軸教材として我が家で決まったのは
【こどもちゃれんじ】
(知育プラス)
です。
元々、こどもちゃれんじの通常版を楽しみ、しまじろう、はなちゃんを愛する娘からすれば、同じしまじろうコンテンツでもっと勉強ができるのが一番馴染みよく楽しそうにやっていました。
親としても一緒にワークに取り組む中でコンテンツがしまじろうやこどもちゃれんじで馴染みのあるキャラクターが登場することで会話も弾みやすくなりました。
そしてなんといっても一号あたり追加費用545円(税込)という圧倒的コストパフォーマンス。
この価格ならミスっても良い、という感覚で申し込みができます。
やはりこどもちゃれんじシリーズのスケールメリットを存分に活かした価格設定なのだと感心してしまいます。
ということで、他の通信教育もタイミングを見ながら追加していく可能性はありますが、現状こどもちゃれんじプラスで親子で挑戦していっています。
なぜ初めからオプションを付けなかったのか、、、不思議なことに何故か妻ともにそこまで頭が回りませんでした・・・
そういう意味では子どもがワークをやりたい!と言うようになり、必死にいろんな教材を探しに探し、徹底的にお試し版をやっている中で、灯台もと暗し、一番近くに馴染みのあるワークがあったということに気付きました。
「やらせる」のではなく、娘の関心に合わせて探しまくってたら、選択肢は意外と身近にあった、と言うのが本音です。
有り余ったワークへのモチベーションは七田式プリントで満たしていくとします。
もちろん、七田式楽天市場店にて、お買い物マラソンなどを活用してお得にゲットしています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。このブログを見られている方は通信教育どれが良いのかきっとお悩みの方も多いのではと思います。
私も同様にどれがどうなの?という感じで、判定できるのは費用差くらいでした。
が、ポイントはどこも大体お試し版を発送してくれますので、まずは徹底的に全部、試してみてその中でお子さんが一番テンション高くやってくれたものを見ながら、ご家庭の予算と合わせて検討されるのが良いかなと思います。
もちろん、それぞれ教育メソッドもこだわりを持って、差別化されていると見受けましたが、幼児教育も自分が子どもの頃に比べてよく研究されているなと感心するばかりで、どれもしっかり子どもに寄り添ったコンテンツだと思います。自分の頃にはこんなに充実してなかったよなぁ、としみじみ。
だからこそ、オススメはお試しにてお子さんのモチベーションを基準に判断してみるのが良いのかなと思います。
お試しをしていく中で親子のコミュニケーションや、こういうシーンで子どもが嬉しそうにワークするのか、という気づきもあったりします。
誰かがコレが良いと言っていたから、というのもある種有用な情報ですが、お子さんの表情と向き合って判断し、また合わなければ切り替えれば良い、くらいのリラックス感で臨機応変に動いていく、そんな風に我が家はしていきたいと思っています。
ご参考になれば幸いです。
